リールシートのデザインで悩んでました。どうも、このカーボンロービングをコーティングした部分のポッテリ感がしっくりこない…
特に、リールを付けた時のリールフット前部のロック部。
ふっくらしててデザイン的に締まらない。
これはもう、個人的な好みの問題で、性能とは何ら関係無い部分なんだけど、やっぱり自作する以上は自分の納得いくデザインで妥協せずに作り上げたいところ。
ただね…コーティングは時間がかかるのよ。
最低でも硬化するまで24時間。
だから、「やり直すのも面倒だ」という思いが強くなって、ついつい妥協しがち。
そこで、前々からやってみようと思っていたUVレジンでのコーティングにチャレンジしてみた。
UVレジンでコーティング
UVレジンは、UVライトを当てると硬化するレジン。フィニッシングモーターで回しながらライトを当てれば、短時間で硬化させることができるはず。
UVレジン液にカラーを数滴入れて、好みの色に調整して混ぜる。
混ぜたレジン液を、カーボンロービングを巻いた部分に塗り、フィニッシングモーターで回しながらUVライトを当てる。
15分くらい当ててみた。
恐る恐る触ってみると、カッチカチ!!
早い!これは楽チンだわ。
ポッコリしないで、シュッとスリムになったのがわかりますかね?
超自己満の世界なのはわかってます…(笑)
アルミが付いているのと同様のフォルムになって、ショート化した感じ。
エポキシでもコーティングの塗り方によってフォルムは変えられるけど、短時間でできるのは非常に魅力的。
今後はガイドやネームのコーティングでもUVレジンを使ってみて、耐久性などを検証していこうと思います。
UVレジンでコーティングしてみて思ったこと
UVレジンは1液なので、カラーを入れなければ比率などを気にする必要がない。
そして、UVライトや紫外線に当たらなければ硬化しないので、時間に追われず納得いく状態にしてから硬化させることができる。
UVライトを当てると、厚さにもよるけど5分から15分程で硬化する。
効果後の艶や透明度もエポキシとの差は無い。
あとは使ってみて強度や透明感に問題が無ければ、かなり使えるコーティング剤になるのではと思う。
デメリットとしては、紫外線が届かない部分は硬化しないところ。
ガイドのスレッドを巻いた部分の、スレッドに染み込んだ中の部分などは恐らく硬化しないと思われるので、ガイドフットとブランクとスレッドをしっかりと固定するのには向かない。
ネームや、二度目の仕上げコーティングに効果を発揮する。
短い時間で気温に関係なく表面のコーティングをしたい場合は、知っておいて損はない方法です。
興味のある人は、是非やってみてください。
※LEDライトだと硬化しないので注意してください。
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちら。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
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コメント
コメント一覧 (2)
「硬化待ち」
の時間が短縮されるのは効率的ですね!
ボクの作業においても採用させて頂きます。
強度的にも問題ない…はずです。
少し長めにUVを照らした方が安心ですね。
今作ってるロッドでも、色んな箇所で試してみます!